具体的な問題点を挙げてみよう

転職するメリットは多数考えられる。
転職をすることによって以前よりも収入が高くなったり、待遇が良くなるケースもあるからだ。
また自分のライフスタイルに合う探し方も、メリットの多い転職活動になる。
例えば「結婚や出産で独身の頃よりも働けなくなった」という場合に、勤務時間の少ない転職先を探すこともある。
このような選び方は、本人にとって良い転職と言えるだろう。
通勤時間を考慮して、自宅から近い職場に転職する人もいる。
通勤時間が短縮されれば、空いた時間を趣味などに充てることが可能だ。
転職をしようと考えた時に「その職場で働いたら、どのようなメリットがあるか」を明確にすると、理想の職場が見つかりやすくなる。
注意しておきたいのは、人間関係の不満から転職したいと考えるケースだ。
どの職場にも多かれ少なかれ、人間関係の不満は存在する。
現在の人間関係から逃げるための行動では、決まった転職先でも似たような悩みを抱えるだろう。
「残業が多いので、なるべく定時で帰りたい」「給与面に不満がある」というように、労働環境に不満がある時にはメリットのある職場を探せる可能性が高い。
なぜなら解決したい部分が労働環境という点に絞られており、具体的だからである。
人間関係の不満から転職活動をしたり、選び方を間違えてしまうと「以前よりも不満が多くなった」という状況に陥りかねない。
より良い職場に出会うためには、具体的かつ客観的な判断で探す必要があるかもしれない。