生活が好転すればオッケー

「会社が嫌だ。行きたくない。会社に行くぐらいなら何かの病気にでもかかって入院したい」
そういった思いに何度も何度も悩まされている方には、転職をお勧めする。
いや、大変なことになる前に転職しなくてはいけない。
心の沈みはやがて体の不調を招き、うつ病や自律神経失調症などの病気につながっていく。
そうなる前に会社から大事な自分を守り、新しい世界に踏み出すべきだ。
しかし、やみくもに転職活動したところで「自分は何を重視するのか」が定まっていないと、マッチする仕事を見つけるのは難しい。
重視するポイントは、別に業種や職種である必要はない。
「次の仕事でこれだけは譲りたくない」という強い信念さえ持っていればいいのだ。
それは「多少給料が安くても興味のある分野で働きたい」というものでもいいし、「絶対にアフター5で趣味をするぞ」というものでもいい。
まずはそれを見つけるところから始めるのがおすすめだ。
一本の信念が自分の中に通ると、転職活動もスムーズに進む。
面接でも自分の考えを話しやすくなるし、いざ職に就いてからもこれと決めたものを仕事にしているので心も穏やかになる。
「会社に行くぐらいなら」という思いは和らぐだろう。
精神的なストレスでイライラが止まらず、食生活も乱れ、体調も壊していたという人が、新しい環境に身を置くと急に生き生きとし始めるということもある。
仕事の内容そのものももちろん重要だが、最も肝心なのはその人の人生がどう良くなるかということだ。
生活が好転していけば、「転職にメリットがあった」と言えるだろう。